「不調だった」今季、キャリアハイの成績を収めた松山英樹の本音 (3ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko
  • text by Sportiva

「(2日目は)パッティングのフィーリングが初日とは違って、しっかり打てていなかった。まあ、そんなに続けて入るものではないし、仕方がないですね。(3日目は)初日と同じく、パットに助けられました。特に(14番でトリプルボギーを叩いたあと)15番のバーディーパットが入ったのは大きかった。それで、そのあともバーディーが取れた。

(トリプルボギーを叩いた14番の)セカンドショットは、右のギャラリースタンドの屋根の上に行ったんですけど、屋根の上でよかった。さらに右だとOBなんで。今の状態であれば、出ても仕方がない(ミス)ショットなので、ダメージはあまり残らなかったですね。それよりも、寄せられると思った3打目がトップしちゃって。そのショックのほうが大きかった」

 迎えた最終日。ショットの不調は続いたものの、この日も小技とパットが冴えて、後半途中までは上位に食らいついていた。結局、14番でボギーを叩いて優勝争いから脱落。18番でもダブルボギーを喫してしまったが、「69」で回って、5位という好成績でフィニッシュした。

「今日も疲れました......。フェアウェーにいかなくて、バンカーショットをいっぱい打ちました(笑)。よくボギー1個、ダブルボギー1個で収まったな、という感じ。バーディーもよく4個もとれたと思います」

 ショットの状態が悪い分、松山の口からは反省の弁ばかりが漏れた。それは、賞金ランキング9位、フェデックスカップ・ランキング13位という、キャリアハイの結果だったこの1年を振り返っても同様だった。

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