石川遼の来季ツアー参戦を可能にしたPGAの「公傷制度」とは? (3ページ目)
来季米ツアーに参戦し、石川が第一に目指すのは、今季のフェデックスカップ・ポイント125位である454ポイントの獲得。もちろん、今季出場した6試合で獲得した55ポイントはそのまま維持されるので、残り19~20試合で399ポイントをマークすることが当面の目標となる。
また、このメジャー・メディカルエクステンションの出場資格は、4大メジャーや世界選手権シリーズ(WGC)、一部の招待試合(メモリアルトーナメントやアーノルド・パーマー招待など)を除いて、ほぼ全試合に出場可能だ。
開幕戦以降、年内はアジアを舞台としたCIMBクラシック(10月20日~23日/マレーシア)、WGC-HSBCチャンピオンズ(10月27日~30日/中国)の2試合に、北米で行なわれるサンダーソン・ファームズ選手権(10月27日~30日/ミシシッピー州)をはじめ4試合、計6試合が行なわれる。アジアシリーズ以外は、上位選手たちがオフを取ったり、他のツアーに参戦したりと、PGAツアーの大会でプレーしないケースが多い。そういう意味では、ここがポイントを稼ぐ大きなチャンスと言えそうだ。
7月の日本プロ選手権で戦いの場に戻り、復帰2戦目のRIZAP KBCオーガスタで見事優勝した石川。日本ツアーで足慣らしをして、今や完全復活を印象づけている。石川自身、その手応えを十分に感じているようだ。
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