『癒し系』美女ゴルファー、
三ヶ島かな。
「10月30日に優勝したい」

  • 古屋雅章●文 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images

 ちなみに、最も得意とするのは「80ヤードのショット」だと言う。中途半端な距離に思えるが、それには理由がある。

「高校時代に通っていた練習場には80ヤード地点に看板があるんですけど、練習の合間に仲間とジュースをかけて、その看板当ての勝負をしていたんですね。それで勝つとうれしいじゃないですか。それから、80ヤードが得意になったんです」

 巷の評判どおり、やはり三ヶ島はフワッとした感のある"癒し系"である。その言動も、雰囲気も独特なものがある。しかしその一方で、違った一面も持ち合わせている。

 シーズン前のオフ、「ハマの番長」こと三浦大輔(横浜DeNAベイスターズ)や、若手のプロ野球選手たちとの合同トレーニングに参加。その際、彼らとほぼ同じメニューを消化したという。さすがに無理だと思われたシートノックも、自ら「やりたいです!」と申し出て、外野フライなどを見事にキャッチ。見た目とは違った根性の持ち主で、"番長"三浦からも「さすがプロ」と褒められたそうだ。

 当面の目標を聞くと、「シード権です」と三ヶ島。

「将来的には、長い間、毎年シード権を獲れる選手になりたいです。優勝は......、できたらしたいですけど。できれば今年は、10月30日が日曜日で、その週には樋口久子・三菱電機レディスが開催されているので、その試合で勝ちたいなって思っています」

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