「きっかけ見えた」松山英樹。米ツアー最終戦&日本オープンで爆発か (2ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko
  • text by Sportiva

(軟らかくなったグリーンには)ピンをデッドに狙っていきたいんですけど、(今日は)狙えるようなショットじゃなかった。悪いショットが続いていて、そのイメージがすごく残っている。まあ、いいショットが続いたら、イメージも変わってくると思うで、それを出せるようにしっかり練習したいと思う。パットはいい感じになってきている。やや崩れかけている部分もあるので、そこを修正して、いい状態をキープしていきたい。

 優勝? 首位と9打差あって、(自分の)テンションがこれじゃ、無理でしょ。まだ4打差くらいならね、がんばろうと思うけど。でも、少しでもスコアを伸ばして、いい位置で終えられたらいい。最終日の最後のハーフを迎えて、面白い位置にいられたらいいなと思いますけど......口だけ、ですね(笑)」

 3日目は、出だしからアイアンショットが冴えた。1番パー4では、残り93ヤードから2mにつけてバーディー。これで勢いに乗ると、3番で5mのバーディーパットを沈めて、続く4番はボギーとしたものの、5番、6番、9番とバーディーを奪って通算9アンダーまで伸ばした。

 だが、後半に入ると風が強まって、それと同時にショットが乱れて失速。結局、後半はひとつスコアを落として、上位との差を縮めることはできなかった。順位は9位タイまで浮上したとはいえ、前半がよかっただけに、松山にとっては悔しさが募るラウンドとなった。

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