【内藤雄士ゴルフレッスン】練習量を増やして、スイングに「慣れる」 (2ページ目)

  • 出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato  中山雅文●撮影 photo by Nakayama Masafumi

上手くなるために必要な3か条
1:スイングスピードのアップ
2:ボールに当てようとしないこと
3:常に芯でヒットすること

内藤 1つ目のスイングスピードというのはボールを飛ばすために必要な要素ですが、単に腕力を使って速く振るということではなく、しっかり体の回転を使うこと。白石さんもスイングの理屈は理解できているはずなので、練習量を増やしていけば自然にスピードは上がりますよ。要するに球を打つことよりもスイングすることに慣れるということが大切なんです。

 スイングすることに体が慣れてくると、ヘッドが走り出して、クラブに振られるようになる。すると見た目の形もきれいになってきます。今は、形を頭で理解して、その形ばかりを意識しているから実際にスイングした時にボールに当たらないんです。

白石 2つ目のボールに当てようとしないことって難しいですよね。ひとりで練習場なんかに行くとどうしても当てようとしていると思います。

内藤 これはひとつ目の条件を含んでいる部分がありますが、だんだんとスイングできるようになると欲が出てきて、どんどんボールに当てようとしてしまうんです。だから、やり始めて最初のこの時期はとても重要で、今までやってきたことを頭に入れながら、しっかり"振り切る"ことが大切なんです。「スイングした結果、ボールに当たる」くらいの気持ちが必要です。

 3つ目は反復性の高いスイングをするという意味で、打つたびに違うスイングになるのではなく、毎回同じスイングをする。これが最も難しいことですが、反復性を高めることで芯に当たるようになることはもちろん、ミスを最小限に抑えることができます。コースデビューした時に、ミスの度合いが小さければ、同伴プレーヤーに迷惑をかけることもないし、やっている自分も楽しいはずです。

白石 わかりました。内藤コーチのレッスン以外の時間もできるだけ作って、自主練したいと思います。やっぱりどんなスポーツでも練習量は大事ですよね。頑張ります!

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