最終戦3位の松山英樹。10億円を争うプレーオフへ「稼ぎにいく」 (3ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko text by Sportiva
  • photo by Getty Images

「(3日目は)ショットのストレスがすごくたまっていた。『ショットがよくなるかな』と思うとミスしたり、自分に期待をかけるとミスしたり、という感じでしたから。パットにしても、ひとつミスが出ると、それが続いてしまう。自信を持って打てていない? そうですね、どうすればいいですかね......。本当にもったいない。でも、それが今の自分の実力。大事なことは、どうやって(パットの状態を)上げていくか、ですね」

 最終日は「67」で回って、3位タイでフィニッシュした松山。さらに上を狙えるチャンスはあっただけに、その結果には本人も満足することはなかった。

「う~ん......、ショットは徐々によくなっているんですけどね。昨日までがゼロ%だとすると、今日は5%ぐらいまで上がった感じはある。でもパットが......。初日の出来が50%だったら、今日は3%くらい。ちょっとしたミスが頭の中に残っているんですよね。それを忘れようとしても、今までの蓄積もあるので、なかなか忘れられない」

 いよいよ次週からはプレーオフ(計4戦)に突入する。最終戦まで残って結果を出すためには、やはりパッティングがポイントか。松山自身、「(パットは)感触も、結果も悪いし、どうしましょう......」と言って、課題に挙げる。

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