2016.08.09

苦悩の女王・森田理香子「世間に
イップスと知られるのが怖かった」

  • 金明昱●文 text by Kim Myung-Wook
  • photo by Getty Images

「今はストレスをため込まないように、じょうずに休むことを考えています。やることをやって、休む。今まで、休むということがあまりできなかったんですよ。トレーニングをして、練習をして、『休もう』っ言われたら、休めるようになりました。

 たぶん、プレッシャーとか、ストレスのせいもあると思うんですけど、昔に比べて体もしんどくなってきています。疲れて、体に出てくる症状も20代前半とは違ってきているので、そこをどうコントロールするのか、それが今(自らに)すごく求められていると思います。そういう意味では、自分の体質を知るいい機会。30歳までにまた、どういう状況になるかわからないですが、きちんと体調管理をして、自分の癖も知っておけば、より長く競技生活を送ることができると思っています」

 森田に今、話を聞いてよかった。こちらが思いも寄らぬことを彼女は考えていて、ここ数年間はこちらが想像する以上の苦悩を味わっていたのだ。

「あ~、喋りすぎちゃった(笑)」と、おどけてクラブハウスへ戻っていった森田。その背中が、少したくましく見えた。女王復活への序章は、まだ始まったばかりだ。

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