2016.08.04

【木村和久連載】「運命のクラブ」と
出会うにはどうしたらいいか

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 現在、私が長く愛用しているドライバーは、マクレガーのNV-Fという10年前ぐらいのドライバーです。これに、フジクラのランバックスシャフトを装着。飛距離は200ヤードちょっとがいいとこです。でも、シャフトのマッチングがよくて、あまり曲がりません。ゆえに今のところ、やや運命的なクラブ扱いになっています。

 最新のドライバーは、ものすごく飛ぶと思います。けど、”曲がらない”ことに保証はあるのでしょうか? ボールの方向性というのは、自分の打ち方とか、シャフト、スイングプレーン、ヘッドスピードなど、さまざまな要素が組み合わさって作られますからね。

 そんな最新のドライバー選びでよくあるのは、試打では真っ直ぐ飛んでバカ当たりするのに、いざコースで打ってみると、ボールが曲がりまくるパターン。なぜなんでしょう?

 試打だと、お行儀よく打つから、スイングも暴れないんですね。それがゴルフ場だと、アドレナリンが出まくるから、スイングも”あばれはっちゃく”状態になると思われます。

 そんなわけで「そこそこ満足」しているぐらいが、運命のドライバーだと思います。つまり、長年連れ添った古女房のような存在ですか。

 新しいクラブ、特にドライバーを変えて”第2の運命のクラブ”を見出すには、膨大な時間とお金がかかります。愛人づくりと同じくらいの手間暇がかかるわけですよ。