【木村和久連載】スランプに陥ったときどう対処すればいいか (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 私はその2年前のときは、3日練習してひとつ、使える啓示をいただきましたが、それはマシなほうです。だいたいの啓示は勘違いで終わることが多いですから。10個啓示をもらったら、使えるのはふたつぐらいですかね。

スランプに陥ったら、神様でも何でもすがりたくなりますよね......スランプに陥ったら、神様でも何でもすがりたくなりますよね...... 言い方は悪いですが、「下手な固め打ち」というのがあって、自己流でも安定してスライスボールが出るなら、それはそれで十分ゴルフになると。そういうことで、練習はいろいろと考えながら打って"神の啓示"を待ちましょう。

(2)リハビリラウンドの大切さ
 不調でも声をかけられればゴルフをしなければいけない。これが、アマチュアゴルファーのつらいところです。

 調子が悪くてコンペに行きたくなくても、欠席すると「付き合いが悪いやつ」と思われる。だから、しぶしぶ参加して、また叩いて怒り心頭し、夜眠れなくなるのです。

 こういうときは、ぜひとも"リハビリラウンド"を取り入れましょう。

 コンペなどに参加したら、まず同伴メンバーに「最近スランプなので、今日はリハビリラウンドで臨みます。みなさんに迷惑をかけますが、よろしく」と言えばOK。ニギリもなしで、だいぶ楽なラウンドができます。

 使用クラブは、これは絶対安心というものを使います。私の場合、アイアンが苦手なので、スランプ時はウッドとユーティリティー多めで臨みます。

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