【木村和久連載】ゴルファー憧れの舞台も「名門コースはつらいよ」 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そうそう、先日亡くなられた代議士の鳩山邦夫センセイは、「友だちの友だちがアルカイダ」という発言で物議を醸しました。そう考えると、やはり友だちの友だちは紹介しないほうがいいのかもしれませんね。

(5)名門倶楽部vs芸能人&著名人
 というわけで、プライドの高い名門倶楽部の理事会と、わがままの"王様"大物芸能人&著名人との戦いが、名門では見モノです。実は、多くの著名人が理事会ともめて、喧嘩したり、除名になったりしています。

 有名な元プロ野球選手は、故郷の名門倶楽部に入会したけど、メンバーと同伴プレーしている間にマナーの悪さを指摘され、ぶち切れて退会してしまったとか。

名門コースでプレーするのはいろいろと大変そうですね......名門コースでプレーするのはいろいろと大変そうですね...... また、ある大物有名司会者は、メンバーデーの際にビジターの奥さんを同伴してプレーをしようとしたそうです。それについては、倶楽部側も例外として渋々認めたのですが、特別にプレーさせてあげたにもかかわらず、その大物司会者は「進行が悪い」とかいろいろと文句をつけてきたとか。結局、倶楽部側ともめて、大物司会者は出入り禁止になったみたいです。

 そんなこんな、名門コースにおける著名人の武勇伝は数知れず、です。

 まあ、そういうわけですから、名門倶楽部に入る方はお金が有り余っているマゾヒスト、そんな方が向いているかもしれませんね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

『89ビジョン~とにかく80台で回るゴルフ』好評発売中!

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る