全米オープンに挑む松山英樹。勝利のカギは青木功の発言にある (4ページ目)
松山にとって、今年のマスターズは“悔しさ”ばかりが残る闘いだった。それは、自分が優勝に届くだけの技量を体にしみ込ませているにもかかわらず、そのすべてを発揮できなかったからだ。
松山は今季、試合ごとに出されるパワーランキングにおいて、常に上位に名を連ねている。それは、単純な評価ではなく、あらゆるデータを分析した結果から出された評価である。つまり、(いつでも勝てる)実力が備わっているということだ。
あえて言えば、松山の“死角”は、自分に対する信頼、自信のなさ。逆に言えば、メジャーを制すためには、それらをもっと強く持つことだと思う。
持ちうるワザを駆使しなければ、攻略できないオークモントのコース。最後に後押しするのは、青木の言葉どおり、自信と信頼と勇気である。
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