全米女子プロで悲願達成か。野村敏京、宮里藍...日本勢に膨らむ期待 (4ページ目)

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

「ゴルフ自体は悪くありません。(1日でも)スコアが出るのは、あらゆる面がかみ合っている証拠。あとは、これが3日目、4日目と続けられるかどうか。とにかく、今大会もものすごく楽しみです」

 そう語って充実した表情を見せる宮里藍。メジャー制覇のチャンスは十分にある。

 とはいえ、そんな日本勢の前には世界屈指の"強豪"たちが立ちはだかる。その筆頭は、世界ランキング1位のリディア・コー(19歳/オーストラリア)。今季メジャー初戦のANAインスピレーションも制して、今大会でも断然の優勝候補に挙げられている。

 現在賞金ランク2位のアリヤ・ジュタヌガーン(20歳/タイ)も怖い存在。5月には3試合連続優勝を飾って、今最も勢いのある選手だ。

 そして、強者ぞろいの韓国勢も虎視眈々と上位を狙う。大会3連覇中の朴仁妃(パク・インビ/27歳)は左手の親指痛を抱えて微妙な状況にあるが、昨年の全米女子オープンに続くメジャー2勝目を狙うチョン・インジ(21歳)、賞金ランク4位の張ハナ(24歳)、同5位のキム・セヨン(23歳)ら、若手選手の躍進は必至だ。

 はたして、これらの"難敵"に日本勢はどこまで迫れるのか。注目の一戦がまもなく始まる。

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