【木村和久連載】アマチュアゴルファーの「プレッシャー克服法」

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そうしたら、今度は練習場内での武者修行を試みましょう。例えば、1階の最も混んでいるセンターの打席で練習する。そこで、周囲を威圧しながら、ナイスショットを連発するようになれば上出来です。

 さらに、スマホで動画を撮るなど、自分にプレッシャーを与える工夫をいろいろと試してみるのもいいかもしれません。それが、少なからず精神力強化につながっていくのではないでしょうか。

 また、ゴルフというのは、腕前が上がるにつれて、ラウンドするステージを上げていくものです。練習場デビューができたら、次はコースでラウンド。まずはショートコース、続いて河川敷コース、そしてわりと簡単な本コースといった具合でしょうか。

 その際、仲間内でのラウンドに慣れたら、ラウンドのランクアップをしていきましょう。知り合いのコンペに参加し、続いて仕事関係のコンペに参加するなど、よりプレッシャーのかかる場所でプレーするわけです。

 だいたい、マスターズに初出場した某プロ選手が、「変なボール打って、パトロンに当てたらどうしようって思っていました」と言っているくらいですから、ゴルフはどんなレベルであっても、プレッシャーはついて回ってきます。

 コンペより先を考えればきりがないですが、ラウンドレベルを上げれば上げるほど、さまざまなプレッシャーを受けることになります。それこそ、精神面の強化となりますし、そうした経験は必ずその後のラウンドで生かされていくと思いますよ。

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