【木村和久連載】アマチュアゴルファーの「プレッシャー克服法」 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

ラウンド中は、さまざま「邪念」を振り払うことができればいいんでしょうが......ラウンド中は、さまざま「邪念」を振り払うことができればいいんでしょうが...... 具体的に、どうやって精神力を鍛えるのか。これは、ゴルフの原点に戻って、練習場で鍛え直すしかありません。

 今から20数年前、ゴルフデビュー間もない頃の私は、練習場でOBを連発していました。ドライバーで打ったら、真上にボールが上がって天井に直撃したり、ひどいシャンクで隣の人に当たりそうになったり......そのときは、スゲェ~勢いで怒られましたけど。それでも、うまくなるには練習するしかありません。これも、ひとつの試練でしたね。

 ですから当時は、お客さんが少ない営業終了ちょっと前に練習場に行って、ドライビングレンジの一番右端のネット際で練習していたものです。クラブも、7番アイアンのハーフショットから始めて、徐々に調子を上げながら、フルショットしたり、他のクラブの練習をしたりしていました。

 以前、"練習場シングル"の話(※3月4日配信。第44回「『練習場シングル』だって、立派なゴルファーです」)を書きましたが、その頃の私は、練習場でも"ダボゴルファー以上"でした。

 とはいえ、次第にボールを打てるようになってくると、練習場でも「変なところに打ったらどうしよう」といったプレッシャーから解放されます。つまりそれは、そのレベルの精神力は身につけられたと言えます。

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