開幕迫るマスターズ。今年の覇者はスピースかマキロイか、それとも... (2ページ目)

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 4大メジャーのうち、全米オープン(2011年)、全英オープン(2014年)、全米プロ(2012年、2014年)の3大会はすでに制しているマキロイ。マスターズを勝てば、"キャリア・グランドスラム"達成となるだけになおさらだ。

 そして今年、マキロイはマスターズ開幕前日に行なわれる「パー3コンテスト」には参加しない旨を、先日早々に発表した。マスターズ出場は今年で8回目となるが、過去パー3コンテストに参加しなかったのは、2011年大会だけである。

 その年は、初日から爆発して最終日を首位で迎えた大会だ。結局、最終日に「80」と大崩して15位タイに終わったが、のちにマキロイは、「あの年が一番優勝に近かった。その年は(開幕前日の)パー3をプレーしなかった」と振り返っている。ジンクスにかけた感があるものの、「しっかりと本戦に集中したい」というのが本音だろう。

 今季はまだ、欧州ツアー、PGAツアーそれぞれで勝利を挙げていない。それだけに一部では「不振」と囁かれたりしているが、ここに来て徐々に調子を上げてきているマキロイ。マスターズでも一昨年8位、昨年4位と成績を上げてきていて、「今年こそ」という思いは一段と膨らんでいるはずである。パー3コンテスト不出場というのは、まさにその強い意気込みの表れ、と言えるのではないだろうか。

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