【木村和久連載】アマゴルファー最初の難関、「100切り」の極意

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 第一、ゴルフをやり始めた者にとって、初めての"100切り"は感激もひとしおですから。そして、ゴルフが楽しくなるのは、そこからです。私もゴルフがより「面白い」と感じたのは、「100」を切ってからです。

ゴルフを始めた人にとって、「100」を切った日はまさにお祭り気分になるでしょうゴルフを始めた人にとって、「100」を切った日はまさにお祭り気分になるでしょう さて、ゴルフは平均ダブルボギーのスコアでも「108」です。ダボが当たり前のゴルフをしていては、「100」は切れません。半分ぐらいはボギーでおさめないと、"100切り"は不可能です。

 じゃあ、いかにボギー多めのゴルフをするのか。そこをみなさん、練習したり、工夫したりして、戦略を練るわけです。

 それでは、どうやったら"100切り"を達成できるのか。

 私の場合、セカンドショットをどのクラブで打つかで、「これだ」というクラブを見つけてからです。

 当時のゴルフは、ショートホール以外、ドライバーでティーショットを打つのが当然で、他に選択の余地はありませんでした。そして、ティーショットを放ったあと、半分ぐらいはセカンド地点から前へ打てると仮定して、次は何を使って打つべきか?

 ロングアイアンなんて最初からうまく打てませんし、フェアウェーウッドもチョロばっかり。それでは、スコアになりません。

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