マスターズの名誉スターターを引退、アーノルド・パーマーの功績 (2ページ目)

  • text by PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 プロゴルフ界が、大きなビジネスに転じたのも、パーマーの功績である。

 弁護士だったマーク・マコーマック氏とともに『インターナショナル・マネージメント・グループ(IMG)』を創設し、選手のスケジュール管理やスポンサーとの契約など、マネジメント業務を行なった。現在の"エージェント"という仕組みを作り、選手がプレーに集中できる環境を作ったのは、実はパーマーだったのだ。

 その後、IMGは選手のマネジメント業務だけでなく、世界中のゴルフトーナメントに企業のスポンサーを誘致するという、新しいビジネスモデルを構築。今やゴルフに限らず、テニスやファッションなどあらゆるイベントも手がけるようになり、世界中に拠点を持つグローバル企業へと成長した。

 また、パーマーのゴルフ界での功労、そして功績を理解しているからこそ、トップで活躍するプロの誰もが、彼には敬意を払っている。

 通常、PGAツアーの試合を選手が欠場する際、冠スポンサーのトップや関係者に、選手自らがそのことを連絡することはほとんどない。しかし、先週のアーノルド・パーマー招待(3月17日~20日/フロリダ州)では、欠場したバッバ・ワトソンやリッキー・ファウラーらトッププロは皆、今年の大会に出場できない旨を、直接パーマーに連絡して陳謝している。それほど、パーマーは偉大な存在なのだ。

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