【木村和久連載】もはや伝説となった「究極のレッスン」とは? (4ページ目)
林先生は几帳面な性格で、トッププロのスイングを集めたスクラップブックまで作成していました。そしてその写真を見ながら、いろいろと解説してくれました。それには我々も「ほうほう、なるほど」と、感心して聞き入っていたものです。
すると、スクラップブックの最後のほうに、当時の美人ゴルファー、ローラ・ボーの写真が出てきました。最初は「先生は女子選手のスイングも解説しているのか」と思っていたのですが、さらにページをめくると、またローラ・ボーの写真が……。
それでこちらが、「ちょっとローラ・ボーの写真、多くないですか?」と聞くと、先生は照れながら「へっへ、これはサービスカットだな(笑)」と。そんなお茶目なところもありました。先生の長生きの秘訣はこれだったんですね。
というわけで、「究極のレッスン」とは、それを見たり、触れたりするだけで、ご利益を賜れそうなもの。まさしく“神様ゴルファー”によるレッスンですね。現在のゴルフ界ならば、さしずめイ・ボミ選手といったところでしょうか。
じゃあ、早速スクラップブックでもこしらえて、老後の楽しみにしましょうかね(って、それは話が違うような……)。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
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