2016年、女子ゴルフ界のニューヒロイン候補・森美穂の「素顔」 (3ページ目)

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

――同級生と同じように、「放課後に遊びたい」と思うことはありませんでしたか。

「遊びたかったですけど、遊んだことがないですね。『プロゴルファーになるんだぞ』って言われながら育ったんで。何の疑問も持たず、毎日練習して当たり前だって思っていましたから」

――ゴルフ以外のスポーツに興味が沸くことはありませんでしたか。

「球技が苦手で(笑)。バレーボールもバスケットボールも下手でした。唯一、マット運動が得意でしたね。走るのは、短距離よりも長距離のほうが得意で、水泳は人並みでした」

――女子はおしゃれに目覚めるのも早そうですが、森選手はいかがでしたか。

「おしゃれも、したいとはあまり思わなかったですね。小さい頃は、ゴルフウェアしか着ていなかったですし。小学校にも、ゴルフウェアを着て行っていました(笑)。中学校3年生になって親元を離れて、福井県の学校で寮生活をするようになったんですけど、そこで初めて『同い年の子は、おしゃれに気を使っているんだ!』って気づいたぐらいで。私は高校生になって、少しは(おしゃれを)意識するようになった感じですね」

――ちなみに、ピアスの穴をあけたのはいつですか。

「高校を卒業して、あけました。同い年の香妻(琴乃)にあけてもらったんです」

――人気アイドルグループの『AKB48』には、森選手と同い年くらいの子がたくさんいます。アイドルというか、芸能界に興味を抱くことはありませんでしたか。

「ぜんぜん! まったくないです。私のアイドルは、ずっと福嶋晃子さんだったんで」

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