【木村和久連載】明日のプレーに役立つ、ゴルフの「名言・格言」 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 飛距離で言えば、さらにこんな言葉もあります。私はあまり飛ばないので、いつもこの“格言”を肝に銘じてラウンドしています。

「飛距離は持って生まれたもの。無駄な抵抗はやめよ」

 さすが“ゴルフの神様”宮本留吉さん()、含蓄があります。この言葉によって、飛距離に関する煩悩をばっさりと捨てられます。みなさん、無駄な抵抗はやめましょう。
※みやもと・とめきち。1902年生まれ。1925年にプロとなった、日本のプロゴルファーの草分け。日本オープン優勝は歴代最多の6回。

 ざっと著名人の「名言・格言」を紹介したところで、最後にアマチュアのジンクス的な「名言・格言」を少々。

「スタートホールがバーディーだと、その日は叩く」

 これは、よく言われていますね。たぶんバーディーをとって欲が出て、その後、強気なプレーをしてしまうからでしょう。加えて、プレッシャーもかかって、自分のプレーができずに空回りしてしまうのかもしれません。

「人がグリーンにいると、遠い距離でも案外届く」

 これは、前の組がまだグリーン上でパターをしていて、200ヤード強の距離が残っているときに、「大丈夫、180ヤードしか飛ばないクラブだから」と言って、ナイスショットしてしまうこと。結果、打ち込んでしまって、ヒヤッとすることはよくあります。「(グリーンに)乗るわけがないから」と気楽に打つので、逆に力が抜けていい当たりになるのでしょう。

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