【木村和久連載】ラウンド中の潤滑油「ゴルフギャグ」を磨け! (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 グリーン上でボールがカップに入るとき、大きな弧を描きながらカップの上のふちから入った場合、「プロライン」と言います。そのときは、「ナイス~、プロライン洋子ぉ~」と言ってあげましょう。これは、相当前のアイドル、キャロライン洋子さんがネタ元です。

 古過ぎるネタは、まだまだ続きます。

 パターを打つとき、どれぐらいボールが左右に切れるか、そのラインについてキャディーさんに相談するときがあります。その際、キャディーさんに「カップ半分弱、切れますかね」と言われたら、そこでは瞬時に「范文雀(はん・ぶんじゃく)か」と、返さないといけません。大昔の大女優さんの名前ですが、これは発音がまったく一緒なので、ギャグを言っても相手に伝わらないことが多いです。あしからず……。

「おやじギャグって、古いものばっかりじゃん」と言う方もいますので、最近のものを少々ご紹介しましょう。

 カップの真ん中へボールが転がっていって、カップの壁に当たってカランッと入ったとしましょう。そういう素晴らしいパットをした方には、「壁ドン」と言って称えてあげましょう。

 あと、テークバックをして、ショットをするまでの一連の動きをするとき、昔は「チャーシューメーン」と言ってリズムをとっていましたが、最近は「きゃりーぱみゅぱみゅ」と言っている人がいます。けどこれ、リズムはいいかと思うのですが、舌噛みそうですね。

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