【木村和久連載】昔ロングが今ミドル。飛距離の伸びが止まらない (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 あんぐりと言えば、先述した丸山プロが、アメリカツアーで出会った飛ばし屋たちのエピソードを最後に紹介しましょう。

 まずは、ジョン・デイリー。全盛期を過ぎたとはいえ、330ヤードぐらいは飛ばしていたそうです。そのくせ、バンカーで叩いたときは、聞いてもいないのに「さっきは小石がはさまったんだ」と、弁解するお茶目なところもあるんだとか。 

 そして、バッバ・ワトソン。丸山プロは世界一の飛ばし屋とも一緒にラウンドしていて、「ドライバーでは、100ヤードは置いていかれた」と嘆いておりました。日本人プロの飛距離が平均280ヤードなら、380ヤードも飛ぶってことですか? 多少差し引いても、350ヤードは飛んでいるのでしょう。

 まるで場外ホームラン2個分の飛距離って、人間の成す業でしょうか。良い子の皆さんは、決して真似をしてはいけません。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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