【木村和久連載】ゴルフを始めるきっかけはどうやって作ればいいか (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そんな状況で、いかにゴルフを始めるきっかけを作るか。

 ヒントは、映画『Shall we ダンス?』ですね。役所広司演じる中年の会社員が、帰宅中の電車の窓から、ダンススクールの窓際にたたずむ美女を発見。それに釣られて、ダンススクールに入会してしまう設定でした。

 そこで、ゴルフスクールの入口で美人受講生たちが待ち合わせなどしていたらどうでしょう。彼女たちを目当てに入会する人がいるのではないでしょうか。半分冗談ですが、半分マジです。

どんなきっかけでもいいので、ゴルフを始める若者が増えるといいのですが......。どんなきっかけでもいいので、ゴルフを始める若者が増えるといいのですが......。 というのも、最近のゴルフレッスンは、スクール派がほとんどだからです。昔は会社の上司や先輩などが、練習場につれて行って教えることが多かったのですが、そうした"伝統"も今やゴルフ人口の減少で壊滅状態にあります。先生役となる上司や先輩も、もはや自分のことで手一杯で、人に教える余裕なんてありません。

 そもそも最近の練習場では、個人的なレッスン行為を禁止しているところが多いので、教えられないのです。だから、ゴルフを教える"伝統"が壊滅してしまった、とも言えます。

 周囲に誰も教えてくれる人がいないなら、当然ゴルフ人口が減ります。

 とすれば、ゴルフスクールの美人受講者に釣られるのも、アリでしょう。同様に「スクールの美人講師に惹かれて」とか、「女子プロツアーの試合を観に行って、イ・ボミ選手の笑顔にメロメロになって」とか、それでゴルフをやろうと思うのもいいんじゃないですか。

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