米ツアー開幕。松山英樹、石川遼、岩田寛「新シーズンへの手応え」 (2ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko text by Sportiva
  • photo by Getty Images

「(大会前日は)結構眠れたんですけどね、まだ時差ボケがとれなくて、眠いです。(出入りの激しいゴルフとなった初日は)ショットが曲がったり、パットやアプローチなど、ショートゲームでミスがあったりした。ただ、ちょっとしたことなので、寝れば直るレベルだと思うんですけど。アイアンに関しては、2日間ともよかった。ミスなく、ピン筋に行っているショットが多かった。結局、パッティングですね。ストロークというか、フィーリングがよくない感じでした」

 3日目、4日目も、松山はややパットに苦しんだ。

「(3日目は)長いパットは入ったんですが......。短いわけじゃないけど、3~4mくらいのパットを外し続けた。(最終日も)最初の2番、3番でバーディーがとれたときはいい感じでいくかな、と思ったんですが、そのあとが続かなかった。ちょっと、苦しかったですね。昨年は、こんなにグリーンで苦労した記憶はないんですけど、今年はすごく苦労した。グリーンも硬くて、予想外でした」

 とはいえ、ショットの精度がよく、2日間とも「69」をマーク。最終的にはスコアをふた桁に乗せて、その点は松山も前向きにとらえていた。そのうえで、今季に向けても、スタートとしてはまずまずの手応えをつかんだようだ。

「ショットは、ウッド系のクラブ以外、アイアンはいい感じで打てています。まだ新たなシーズンがスタートした感じはぜんぜんしないけど、ずっと合っていなかったアイアンのフィーリングが合ってきたのはよかった。本当にいい感じで仕上がってきていると思います。それを、ドライバーを含めて、ショートゲーム、パッティングへと、どうつなげていくか。何にしても、今週はひとついいものが見つかったので、このあともひとつずついい状態のものが増えていけばいい。そうやって、自分のいいフィーリングがどんどんつながっていけば、(今季も)上位争いはできると思います」

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