【木村和久連載】大雨の日のゴルフ。みなさんはプレーします? (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 突然の雪でプレーがしづらい。この場合はどうでしょう? これは、ボールについた雪を払って打てばいいので、芝が隠れるほどの積雪にならない限り、プレー続行です。

 カミナリも、一時中断して天候の回復を待ちます。一日中、カミナリが鳴り続けるって、滅多にないですからね。

 実は「クローズ」の最大のポイントは、グリーン上の水はけです。グリーンに水がたまって、ボールが転がらなくなったら、「クローズ」となる場合が多いです。

 ただ、敵もさるもの。ゴルフ場では、大雨の予想だと、カップをグリーンの一番高い場所に切って、水はけをよくします。水は低いところに流れるので、高い部分は案外ボールが転がって、大雨なのに、意地でも「クローズ」にしないコースがあります。

 そのため、大雨の日は、料金の支払いをめぐって、「リタイア」か「クローズ」か、シビアな“チキンレース”が、プレーヤーとゴルフ場の間で繰り広げられたりします。

どしゃぶりの雨の中でラウンドするのは、かなりやっかいだと思うんですが……。どしゃぶりの雨の中でラウンドするのは、かなりやっかいだと思うんですが……。 個人的なことを言いますと、大雨の日は、最初からゴルフ場に行きません。代表者に頼んでキャンセルしてもらいます。というか、友人の代表者がまず行きたがらないのです。

 その際、キャンセル料を請求しないゴルフ場なら、また行こうと思います。が、たまにがっつりとキャンセル料をとるコースもあります。そんなゴルフ場には、二度と行きたくないですね。

 何にしても、ゴルフはレジャー的な要素がかなりあります。なるべく雨は避けてもいいんじゃないですか。プレーする人も、ゴルフ場も……。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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