【木村和久連載】大雨の日のゴルフ。みなさんはプレーします?

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ところが、今年の春から、毎週ゴルフをしなくてよくなりました。残念と思う反面、解放された気持ちになったのです。だって、無理してゴルフをする必要がないのですから。

 そうやって、冷静にゴルフをやるタイミングを見計らっていると、ゴルフをやりたい日が、意外に少ないことに気づきました。

 日本の夏は、猛暑でゴルフどころではありません。それで、地球温暖化だから「冬はいいだろう」と思いますが、猛暑の反動か、思いのほか寒いんです。体は動かないし、手はかじかんでクラブを握るのさえ、大変です。しかも、最近は雪が降るから、クローズで行けないことも結構あります。

 とにかく、もう夏と冬は体がしんどくて、とてもゴルフなんてできません。さらに6月は梅雨、9月には台風と長雨があって、本当にゴルフに適しているシーズンというのは、春と秋、それぞれ3カ月くらいじゃないですか。1年の半分とは、ちょっと寂しい限りですね......。

 さて、9月からは本格的にラウンドを再開しようと思いますが、9月の長雨に遭遇すると、"メガネくん"にとってはやっかいなものとなります。視界不良で、目の前にある打つボールさえ、よく見えませんから。

 ちなみに、雨が土砂降りのとき、プレーヤーの申し出によってプレーをやめた場合は、ゴルフ場に全額プレー代を払うことになっています。反対に、ゴルフ場が「クローズ」を宣言した場合は、ラウンドしたホール数にもよりますが、プレー料金が割引されたり、全額戻ってきたりします。

 そこで、疑問に思うのは、ゴルフ場が「クローズ」にする決め手です。

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