【木村和久連載】まだ生き残っていた「ゴルコン」の実態を探る (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ここ5年で急激に増えて、すたれた「街コン」ですが、最初に始まったのは、栃木県の宇都宮って知っていました? 宇都宮では、今でも年70回ぐらい『宮コン』という名前で「街コン」が超盛り上がって、外部からも参加者が続々集まって来ます。ここはノウハウが確立していて、リピート率も高く、いまだにすたれていません。

 その『宮コン』の延長戦として、ゴルフをやりながら『宮コン』をするべぇと、年に数回「ゴルコン」をやっているようです。今度機会があったら参加したいんですが、年齢制限あるのかなぁ……。

宇都宮ではいまだ盛んに行なわれているという「ゴルコン」。機会があれば参加してみたいものです。宇都宮ではいまだ盛んに行なわれているという「ゴルコン」。機会があれば参加してみたいものです。 そして、「ゴルコン」の発展形がもうひとつ。実は世田谷の家の近所を散歩していたら、ゴルファー向けのシェアハウスを発見。それで早速、別媒体ですが、取材したことがあるんです。

 専用のバンカーや、シミュレーションゴルフが完備。ゴルフ場に行くための自動車も、リースで即乗車可能と、なんとも至れり尽くせりですね。もし恋人を見つけて、仲良くゴルフができたら、“リア充”そのものですよ。でも逆に、なんにも生まれないと、素振りの日々ですかね……。

 ちなみに、シェアハウスの平均滞在期間は、1年未満が多いそうです。つまり、“戦い”に敗れたり、何事も起きなかったりした方々は、また別なところを探すようです。

 ゴルフのシングルはいいけど、生活におけるシングルは、どうしたものか……。ゴルフと恋愛の関係は、なかなかどうして、厳しいようですね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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