【ゴルフ】大山志保、宮里藍...全英女子で日本勢がトップを狙う (3ページ目)

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

 もうひとりは、全米女子では予選落ちを喫した成田。今大会では、そのリベンジを誓う。

「『がんばるぞぉ!』って気合いを入れて全米女子に臨んだら、ボコボコにされてしまった。だから今度は、あまり気負わずに、ありのままの自分を出して上位を目指したい」

 今季も日本ツアーで勝利を飾って、成長著しい渡邉と成田。勢いに乗れば、優勝争いに加わってもおかしくない。

本番に向けて、入念な準備を重ねてきた宮里藍。本番に向けて、入念な準備を重ねてきた宮里藍。 一方、米ツアー組では、ショットが好調な宮里藍に期待がかかる。全米女子に出場できなかった宮里藍は、その間、オフを利用して今回の舞台となるターンベリーを訪れて、調整を行なっている。

「全英女子で(コースを)下見に来たのは、初めてです。そして、そのときはすごく風が強かったので、いい練習になりました。今週はまだ風が吹いていないけれど、今は“嵐の前の静けさ”といったところかも。試合が始まると強風が吹きそうなので、下見が役立ちそうです」

 ここ数試合、宮里藍は珍しくショットに不安を抱えていた。しかし先週、完全に復調。本番前の練習ラウンド終了後には、「今週のキーは、ティーショットをバンカーに入れないこと」と、にこやかに語った。その、終始リラックスした表情から、メジャー大会における久しぶりの躍進を匂わせた。

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