【ゴルフ】前半戦とは「違う」堀琴音。大型新人がついに爆発の予感 (4ページ目)

  • 金明昱●文 text by Kim Myung-Wook
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 また、3日間、4日間のトータルスコアがアンダーパーで回れるようになったのは、パッティングの向上だけでなく、ツアーに慣れてきた、という精神的なプラス要素もあるに違いない。出場試合が限られているアマチュアと違って、プロは毎週トーナメントがある。日曜日に試合が終われば、すぐに次の会場に移動して、練習ラウンドをこなして週末からの試合に挑む。その繰り返しである。

 慣れない環境で、そのルーティーンに適応していくことは、特にツアー1年目の選手が最も苦労する部分である。堀にしても、それは変わらなかったはずだ。

「開幕から1カ月くらいの頃に比べたら、ツアーの雰囲気にも慣れてきました。(プロでやっていく)自信もついてきました。今では、コースの“ロケーション負け”もしなくなって、思い切ってプレイできています。連戦続きで疲れたときは、体調を考えて、しっかり休むようにしています。休むときは、本当に何もしないんです(笑)。自分の部屋でゆっくりして、次の試合に備えるようにしています」

 そう言いながらも、これからは、「出られる試合はすべて出場します。休むことは一切考えていません」という堀。ツアーにも慣れた今、新人でもあり、19歳という若手でもある自分が、休んでなどいられないということだろう。

 そして、後半戦に向けての抱負を聞くと、堀は少し考えてからこう語った。

「やっぱり、早く優勝したいです」

 堀が続ける。

「優勝したら、来季のツアーにもすべて出られるようになるので……。でも、優勝するまでには、もう少し力がないといけない。私、最後の詰めが甘いんです。技術においても、気持ちにおいても……。これからは、もっと強い気持ちを持って、初優勝を狙っていきたい」

 近年、若手の躍進が目覚しい女子ツアー。堀も、その波に乗って、10代でのツアー初優勝を目論む。プロとして地に足がついてきた今なら、そのチャンスをつかんでもおかしくない。

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