【木村和久連載】ゴルフ中の「トイレ問題」。私の対処法 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 というわけで、ゴルフの話に戻りましょう。

 ゴルフとマラソンは、"トイレ問題"において、ことのほか状況が似ています。どちらも約2時間半、立って動き回るのが一緒。そりゃ、途中でトイレに行きたくもなりますよ。

 しかもアマチュアゴルファーの場合、前日に眠れないとか言って、お酒を飲んだりしますから、翌朝は寝不足なうえ、お腹もくだり気味。さらにそういう人に限って、ギリギリになってコースに到着し、なおかつ朝ごはんを食べてスタートしますから、2、3ホールこなしたあたりで(体内の臓器たちも活発に動き始めて)ちょうどトイレタイムとなるわけです。

 まあでも、ゴルフの場合は、ゴルフ場のクラブハウスの他、途中のお茶屋さん(休憩所)にトイレがあります。ですから、およそ1時間、我慢すれば何ら問題はないのです。が、トイレの発作が起きた人は、1時間なんて待っていられません。私など、発作が始まったら、1ホール持つかどうかです。ゴルフ場におけるトイレ人生は、常に綱渡りでした。

ラウンド中、急に便意をもよおしたりすると、ホントつらいですよね......。ラウンド中、急に便意をもよおしたりすると、ホントつらいですよね......。 同様のお悩みを抱えた方というか、同じような状況に陥った方は、決して少なくないのではないでしょうか。実はこの"トイレ問題"、対処法がないことはないんです。

 鶴舞カントリー倶楽部(以下、鶴舞CC。千葉県)の会員だった頃は、ゴルフ場内のトイレのある場所をすべて暗記していました。鶴舞CCは、お茶屋さん以外にもトイレが何箇所かあって、2ホールくらい我慢すれば、なんとかトイレにたどりつけて、非常に便利でした。

 名門で、お年寄りのお客さんが多いコースなどでは、トイレの数を増やしているようです。そんなトイレの数が多いコースを選ぶのも、安心ですから、ひとつの案と言えますね。

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