【ゴルフ】森田理香子は本来、「世界」を舞台にすべき器 (2ページ目)

  • 三田村昌鳳●解説 analysis by Mitamura Shoho text by Sportiva
  • photo by Getty Images

  大山志保(38歳)
賞金ランク12位(2783万6136円)
今季ツアー1勝:ヨネックスレディス(6月)

1977年5月25日生まれ。宮崎県出身。
ツアー通算16勝。身長168cm。血液型B。
【過去3年の成績】
2014年 優勝2回/賞金ランク7位(8829万1648円)
2013年 優勝1回/賞金ランク9位(7185万9084円)
2012年 優勝0回/賞金ランク63位(1009万6600円)

 2006年に賞金女王を獲得した大山志保。数年前は故障などで苦しいシーズンを送ることもあったが、彼女が頭角を現してきた当時は、本当にすごかった。身長168cmと恵まれた体格で、身体能力にも優れていた。そのうえで、スイングも素晴らしかったから、「こりゃ、すごい大物が出てきたな」と思った。

 とにかく、大山は体幹がしっかりしていた。その分、スイングは男子並みで、飛距離もあった。今でも、ドライバーの飛距離は平均250ヤード強を記録。それでいて、ショットの精度も高いから、40歳を目前にしてもツアー優勝を飾れるのだと思う。今の調子なら、まだまだ優勝を積み重ねることができるだろう。

 とはいえ、再び賞金女王になれるか、というと疑問。1シーズンというのは、相当な長丁場だからだ。それを乗り切るだけの体力と気力があるかどうか。もちろんチャンスはあるが、勢いのある日本の若手や実力のある外国勢はかなり強敵である。

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