【ゴルフ】森田理香子が激白「賞金女王になって、目標を失った」

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

――やる気が戻ったのは、どうしてですか?

森田 去年1年間戦って、自分の技術がまだまだ、ということに気づいて、課題がいっぱい見つかったんです。自分が求める理想のゴルフが見えたので、気持ちは徐々に盛り上がっていきましたね。

――なるほど。

森田 全米女子オープン(2014年6月19日~22日/ノースカロライナ州・パインハーストNo.2)と、全英リコー女子オープン(2014年7月10日~13日/イングランド・ロイヤルバークデールGC)に参加させていただいたことも大きいです。日本は比較的、真っ直ぐ打てば成績が出るコースが多いんですが、海外ではいろいろなボールを打っていかないと通用しないコースばっかりでした。向こうの選手レベルが高いのは、求められる技術が高いからなんだなって痛感して、刺激になりましたね。それで、やっぱり私は世界でも通用する選手になりたいし、海外のコースで求められる球も打てる、と自分では思っているので、そこで結果を出したい。そういった海外の試合を経験して、余計にその思いは強くなりました。

 そして、もちろん私はプロなので、(日本ツアーでも)成績が出ない試合が続くと、「結果を出したい」「優勝回数も増やしたい」って自然と思うようにもなっていったんです。試合をこなしていくにつれ、(ゴルフに対する)気持ちは戻ってきた感じはありますね。

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