食事も買い物も楽しい。テレビには映らなかったマスターズの魅力 (3ページ目)

  • ヨッシー小山●文・写真 text & photo by Yoshie Koyama

 今回は練習ラウンド2日、本戦2日という4日間の観戦日程で来ていたので、第1組から最終のグループまで一か所でしっかり見届けた次の日、つまり予選2日目は、お土産屋でショッピングを楽しんだり、流れていく人の波を横目に、カフェでご一緒した老夫婦やグループの方たちとの会話を楽しんだり、これからコースに出ていく試合前の選手たちの練習風景を芝に座って眺めたりという時間を過ごしておりました。

 カフェは会場内に何か所か設置されていて、ラインに並んでレジまで進みながら、好きな食べ物や飲み物を取っていく形で購入します。

オーガスタGCの食べものは意外とリーズナブル!オーガスタGCの食べものは意外とリーズナブル! オリジナルプラスチックカップはお土産にオリジナルプラスチックカップはお土産に
 去年よりも少々値上がりしましたが、それでもポテトチップスやマフィンは1ドル、サンドイッチも1ドル50セント~3ドル50セント、ソフトドリンク1ドル50セント、ビールも4~5ドルという安さ。ジョージア州の食べ物は日本人の口に合う味付けのようで、ここで食べるものは、かなりおいしく感じます。特に玉子サンドやブルーベリーマフィンは日本の味そのものかと思うくらい、違和感なくおいしいです。

 飲み物は水ボトルとコーヒー以外はオリジナルのプラスティックカップに入っていて、飲み干したあとのカップは持ち帰れるのでお土産にする方も多く、カフェひとつとってもなかなか楽しいのです。

 ここで買ったものは、外のテーブルだけでなく、好きな場所に持っていって観戦しながら飲食ができます。いつもすごいなあと感心するのは、これだけ飲食自由になっているのに、会場内にごみが落ちていることがほとんどないこと。そこここにごみ箱が設置されているということもありますが、観客一人一人のマナーの良さも素晴らしいのだと思います。

 これまた感心なことに会場内数か所にあるトイレもいつもきれい!
 
 これだけどこもかしこもきれいなのは、この大会、このコースがパトロンやボランティアや観客、すべての人々に本当に愛されている証拠ですね。

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