【ゴルフ】新星・江澤亜弥「鈴木愛に追いつき、追い越したい」 (5ページ目)

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

江澤亜弥(えざわ・あや)1994年4月21日生まれ。20歳。埼玉県出身。埼玉栄高を卒業後、2013年のプロテストを一発合格。昨年末のQTで21位となり、今季ついにツアーフル参戦を果たす。得意クラブは9番アイアン。身長161cm。血液型A 江澤亜弥(えざわ・あや)1994年4月21日生まれ。20歳。埼玉県出身。埼玉栄高を卒業後、2013年のプロテストを一発合格。昨年末のQTで21位となり、今季ついにツアーフル参戦を果たす。得意クラブは9番アイアン。身長161cm。血液型A  いよいよツアーフル参戦を果たす今季に向けて、江澤自身、手応えをつかんでいる。

「(昨年は)レギュラーツアーにも4試合出させてもらって、2戦で予選を通過しました。初めて予選通過できたのが日医工女子オープン(7月4日~6日/富山県)なんですけど、たまたまキャディーの方と年齢が近くて、リラックスしてプレイできたんです。本来の自分のプレイができれば、予選通過はできなくはないなって、自信になりましたね。私は、いい感じで進むと、(逆に不安になって)急に自分にブレーキをかけてしまって、結果崩れちゃうときがあるんです。だから、平常心でプレイすること、笑顔でゴルフを楽しむことが、今季の課題のひとつです」

 技術的な部分においても、強化すべきポイントは明確になっているという。

「ファイナルQTを戦う最中、ドライバーの調子だけがすっごく悪くて、もうどうやっても真っ直ぐ飛ばない。でも、ショットが曲がっても、アプローチ、パターで凌(しの)ぐことができれば、大崩れしないってことが実感できたというか、アプローチとパターの重要性を再認識したんですね。ショットはやっぱり水モノな部分ってあると思うんです。体調に左右されることもあるので。そういうときに救ってくれるのが、アプローチ、パター。これからは、アプローチとパターの練習の比重を、より増やそうと思っています」

 そして彼女は、自身の持つ武器も理解している。

「私は、諦めないゴルフが身上なので。最後まで粘り強く諦めないことが持ち味だと思っています。目標とする選手ですか? 小さい頃にずっと見ていた(宮里)藍さんみたいな選手になりたいなって思いますし、馬場ゆかりさんように、常に予選を通過する、崩れない、安定して上位にいる選手になりたいです」

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