【ゴルフ】藤田光里が語る「人生初の挫折と2年目の覚悟」 (5ページ目)

  • 金明昱●文 text by Kim Myung-Wook
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

さらなる飛躍を誓う藤田。さらなる飛躍を誓う藤田。 さて、2015年ツアーでは、さらなる飛躍が期待される藤田。年末年始にかけてトレーニングを重ね、1月末には第13回グアム知事杯(1月29日~30日/グアム)に出場した。結果は37位タイと振るわなかったが、藤田は新シーズンに向けて気持ちを一心していた。成績の善し悪しで気持ちがブレることなく、“挫折”を経てひと回り成長した姿がそこにはあった。

「シーズンを終えたあと、1週間ほどクラブを握らずに過ごしていました。嫌な形で終えてしまったシーズンを、一度リセットして悪い流れを断ち切りたいと思ったからです。クラブを握らない日を1週間も作るなんて、ゴルフ人生において初めてのことでしたが、その結果、新たな気持ちでゴルフに向き合えるようになりました。そうやって気持ちを切り替えて、1月からのグアム合宿にも臨めたので、いいトレーニングができました。開幕戦(ダイキンオーキッドレディス。3月6日~8日/沖縄県)は、いい精神状態で迎えられそうです」

 このオフの間は、ショートゲームを課題に取り組んでいる。

「特にパッティングは、自信を持って打てるようになりたい。勝負のポイントになるのは“ここぞ”というときの、3~4mくらいのパットです。練習ラウンドでも、グリーンの感覚をつかみながら、その点を重点的にこなしています」

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