【ゴルフ】イ・ボミ「私が笑顔と賞金女王にこだわる理由」 (3ページ目)
――あなたには、なぜこんなに多くのファンがいると思いますか?
「私の性格がいいから?(笑)」
イ・ボミは茶目っ気たっぷりにそう答えて、顔を赤らめた。
本人は冗談のつもりで語ったが、それはあながち嘘ではない。イ・ボミは試合を終えたあと、サインを待つファンのほぼすべてに対応し、年末には私設ファンクラブ主催の忘年会にも必ず出席する。彼女は本当に、応援してくれるファンのことを大切にしているのだ。そして、この姿勢はこれからも変わることがないだろう。
「日本では、私は外国人です。にもかかわらず、私のことを応援してくれる日本のファンがたくさんいます。それには、とても驚いていますし、すごく感謝しています。そういう多くのファンの方々に支えられていることを、シーズン4年目を終えて改めて感じました。その期待に応えるためにも、もっと日本でがんばらなければいけないし、いい姿を見せなければいけないと思っています。ですから、尊敬する先輩方にも負けないような結果を残さなければいけない。そして、亡き父のためにも、2015年こそ、賞金女王になりたい」
年が明けて、アメリカでトレーニングを始めているイ・ボミ。2015年シーズン全37試合を戦い抜くための体力作りはもちろん、ショット、パットと技術的な精度もさらに高めていくという。韓国人選手ながら高い人気を誇り、今や日本女子ツアーの“顔”となりつつある彼女が、賞金女王になる“お膳立て”はすでに整っている。
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