【ゴルフ】石川遼、復活宣言。「今の自分なら、世界で戦える」 (3ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko text by Sportiva
  • photo by Getty Images

 昨年の秋口くらいから痛めていた腰の状態もよくなったという石川。やっと、満足いくだけの練習量がこなせるようになったことも、自信につながっているようだ。

「(腰の痛みで)昨年の中盤あたりから、パッティングはずっと練習不足でした。ショットの練習もできないほど、悪い状態でした。当時は、そんな体の異変に気づけなかった自分が腹立たしいというか、自己管理ができていない自分に怒っていました。おかげで、今年の序盤、中盤戦の頃は、自分のゴルフ人生の中でも、すごくつらい日々になってしまいました。3月くらいが特に酷くて、痛みが出ると、スイングがおかしくなったりして、練習にならなかった。自分は、ボールを打ってなんぼの選手。たくさん練習をして、泥臭くやってきたのに、それができなくて、なかなかリズムがつかめなかったですね。でも今は、パット練習も2時間くらいできるようになって、自分のスタイルがやっと戻ってきた。今は、次に試合があるのが楽しみだし、幸せだな、と思います」

 石川は今、肉体的にも、精神的にも、技術的にも、もっとも充実した状態にある。自分のゴルフに徹すれば、自ずと結果はついてくるだろう。そして来季は、松山とともに世界の舞台で躍動してほしい。

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