【男子ゴルフ】世界最難関メジャー『全米オープン』4つの見どころ (3ページ目)

  • テレビ朝日 全米オープン取材班●構成 text by tv asahi US open crew
  • photo by Getty Images

 特にリッキー・ファウラーは、石川、ロリー・マキロイと同世代のライバル。彼ら3人はそれぞれの頭文字を取って「3R」と称され、世界が期待する若手の代表格として注目が集まっている。もちろんファウラーは今大会でも上位進出が見込まれるひとりで、石川との直接対決には胸躍らせていた。

「ロリーとリョウと一緒に『3R』と呼ばれているのは、とても光栄だよ。今回も、リョウと一緒にラウンドできるのはうれしいね。いい選手だし、やっていてすごく楽しいからね」(ファウラー)

 一方、全米オープン史上最少スコア、最多アンダーパーと、驚異的な記録でメジャー初制覇を成し遂げた、昨年の覇者マキロイからも目が離せない。まして、連覇を狙う今回の予選ラウンドでは、現在世界ランキング1位のルーク・ドナルドと、同3位のリー・ウェストウッドと同組。世界トップ3が繰り広げる、まさに世界最高峰の戦いは必見だ。

 実績では石川をリードする、マキロイ、ファウラーがその実力を遺憾なく発揮してさらなる高みへと突き進むのか、石川がメジャー制覇という偉業で世界を驚かし巻き返すのか、そんな「3R」の激闘にも大いに興味が注がれる。

point3.復活タイガー・ウッズがメジャー通算15勝目を狙う

 7時前という早朝にもかかわらず、連日大勢のギャラリーを引き連れて練習ラウンドを行なっていたのは、タイガー・ウッズ。先々週のザ・メモリアル・トーナメントで今季2勝目を挙げ、ジャック・ニクラウスが持つツアー通算73勝に並ぶ歴史的快挙を果たした。

 そのウッズが次に目指す偉業が、ニクラウスの持つ最多メジャー勝利数(18勝)だ。

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