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プレミアリーグ屈指のクローザー・遠藤航はリバプールを離れるべき? オファー殺到は必至

  • 粕谷秀樹●取材・文 text by Kasuya Hideki

 現状は芳しくない。

「来年1月の移籍市場で誰も手放すつもりはないが、中盤の軸はドミニク・ソボスライ、アレクシス・マック・アリスター、ライアン・フラーフェンベルフ、カーティス・ジョーンズであり、彼らに続くのがハーヴェイ・エリオットだ」

 今シーズン開幕直後はソボスライ、マック・アリスター、フラーフェンベルフに続く4番手と目され、最近は「クローザー」として再脚光を浴びるのか──とも考えられていた。にもかかわらず、リバプールを率いるアルネ・スロット監督は、その構想に遠藤航を含んでいないかのような発言を放った。

冬の移籍市場で強豪クラブから視線を集めている遠藤航 photo by AFLO冬の移籍市場で強豪クラブから視線を集めている遠藤航 photo by AFLOこの記事に関連する写真を見る 今、遠藤の序列は低下している。12月10日時点でスタメンはカラバオカップの2試合のみ。プレミアリーグは6試合、チャンピオンズリーグは1試合の途中出場にとどまっている。カラバオカップを除いたプレータイムは、わずか27分しかない。

 ユルゲン・クロップ体制下の昨シーズンは、中盤戦以降に定位置を確保。38試合2ゴール(公式戦)と周囲の期待に応えたのだが......。

 12/14:フラム戦(プレミアリーグ第16節/H)
 12/18:サウサンプトン戦(リーグカップ準々決勝/A)
 12/22:トッテナム戦(プレミアリーグ第17節/A)
 12/26:レスター戦(プレミアリーグ第18節/H)
 12/29:ウェストハム戦(プレミアリーグ第19節/A)
 1/5:マンチェスター・ユナイテッド戦(プレミアリーグ第20節/H)
 1/11:アクリントン戦(FAカップ3回戦/H)
 1/14:ノッティンガム・フォレスト戦(プレミアリーグ第21節/A)
 1/18:ブレントフォード(プレミアリーグ第22節/A)
 1/21:リール戦(CLリーグフェーズ第7節/H)
 1/25:イプスウィッチ戦(プレミアリーグ第23節/H)
 1/29:PSV戦(CLリーグフェーズ第8節/A)
 2/1:ボーンマス戦(プレミアリーグ第24節/A)

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著者プロフィール

  • 粕谷秀樹

    粕谷秀樹 (かすや・ひでき)

    1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン社)など多数。

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