柴崎岳の今季をどう評価するか。スペイン2部に定着、直近の試合ではプレーに明暗 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 スペイン2部での実績は、ベルギーやスコットランドの1部のクラブと同等かそれ以上の価値があると言っていい。たとえばレガネスは、カメルーン、ナイジェリア、パナマなどの代表選手を擁し、FCバルセロナやレアル・マドリードの下部組織出身者や1部で経験豊富な選手も少なくない。その2部で100試合以上、試合出場を重ねている事実は重視すべきだ。

 それでも、「スペイン2部の柴崎」で定着してしまうのか。

 柴崎はレガネスと、2023年6月末までの契約になっている。来季も指揮をとる公算が高いメディ・ナフティ監督の信頼も厚い。ワールドカップシーズン、何か動きはあるだろうか。6月の日本代表戦にも招集されるだろう。ただ、過酷なスペイン2部は5月29日まで続く。

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