2022.01.04

欧州サッカートップ10クラブの最新フォーメーション。シーズン後半に躍進するクラブをチェック

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

この記事に関連する写真を見る 7位:バルセロナ(スペイン)

【4-1-2-3】
FW:ガビ(アンス・ファティ)、デパイ(L・デ・ヨング)(フェラン・トーレス)、デンベレ(コウチーニョ)
MF:F・デ・ヨング(リキ・プッチ)、ニコ・ゴンサレス(ペドリ)
MF:ブスケツ
DF:ジョルディ・アルバ(デスト)、ピケ(ラングレ)、エリック・ガルシア(アラウホ)、デスト(ミンゲサ)
GK:テア・シュテーゲン(ネト)

 このなかで唯一、CL16強入りを逃してしまった。それ自体が2004-05シーズンから連続出場を続けてきてなかで初めてのこと。グループの6試合で記録した得点はわずかに2だ。国内でも白星がやっと先行するほど苦しんでいる。もっとも、11月にロナルド・クーマン監督のあとを引き継いだシャビ・エルナンデス監督に弁明の余地はある。

 リオネル・メッシら複数の主力を放出したのは前会長の醜聞に満ちた経営の帰結であり、アンス・ファティやペドリらの主力は負傷離脱中。加えて、新戦力のセルヒロ・アグエロが心臓の不具合で現役を退くなど、踏んだり蹴ったり。生え抜きの若手をたくさん抜擢しているが、それは勇気ある決断というより、必要に迫られているからに見える。3バックも試すなど、今は試行錯誤の時期だ。

この記事に関連する写真を見る 8位:ユベントス(イタリア)

【4-4-2】
FW:モラタ(キーン)、ディバラ(キエーザ)
MF:ベルナルデスキ(ラビオ)、クアドラード(クルセフスキ)
MF:ロカテッリ(マッケニー)、ベンタンクール(アルトゥール)
DF:アレックス・サンドロ(ペッレグリーニ)、ボヌッチ(キエッリーニ)、デ・リフト(ルガーニ)、ダニーロ(デ・シーリオ)
GK:シュチェスニー(ペリン)

 バルセロナほどではないが、イタリアの盟主も厳しい時代を迎えている。過去にリーグ5連覇とCL決勝に2度進出したマッシミリアーノ・アッレグーリ監督を呼び戻し、往時の常勝チームを作ろうとしたが、形と型が定まらず、足取りも不安定。CLではチェルシーと同居した組を首位通過したが、セリエAでは5位と苦しんでいる。

 何よりここまでの総得点が27と、首位インテル(49得点)とは大きくかけ離れている。やはりクリスティアーノ・ロナウドの放出は痛かったか。それでもパウロ・ディバラ、フェデリコ・キエーザ、レオナルド・ボヌッチら、一線級のメンツは揃っているだけに、指揮官には早急な立て直しが求められる。