2022.01.04

欧州サッカートップ10クラブの最新フォーメーション。シーズン後半に躍進するクラブをチェック

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi

この記事に関連する写真を見る 5位:レアル・マドリード(スペイン)

【4-1-2-3】
FW:ヴィニシウス(アザール)、ベンゼマ(ヨビッチ)、アセンシオ(ロドリゴ)
MF:クロース(バルベルデ)、モドリッチ(イスコ)
MF:カゼミーロ(カゼミーロ)
DF:F・メンディ(マルセロ)、アラバ(ナチョ)、ミリトン(バジェホ)、カルバハル(ルーカス・バスケス)
GK:クルトワ(ルニン)

 名将カルロ・アンチェロッティが適所に適材を配し、選手たちを気持ちよくプレーさせ、マドリーらしいシンプルに強いチームが戻ってきた。円熟味を増すエースのカリム・ベンゼマが器用に決定機に関与し、超絶技巧の持ち主ヴィニシウス・ジュニオールは効果的なプレーを見せるようになり、このふたりだけでチームの半数以上の得点を挙げている。

 中盤には若い新戦力も入ったが、結局はジネディーヌ・ジダンが率いて欧州を3連覇した頃の3人が君臨し、あらためて高いクオリティーを披露。最終ラインの中央にダビド・アラバ、ゴール前にティボー・クルトワが立ちはだかる守備陣にも大崩れはない。リーガではすでに頭ひとつ抜け、CLも悠々と勝ち抜けた。

この記事に関連する写真を見る 6位:パリ・サンジェルマン(フランス)

【4-1-2-3】
FW:ネイマール(ドラクスラー)、エムバペ(イカルディ)、メッシ(ディ・マリア)
MF:ゲイエ(パレデス)、ワイナルダム(アンデル・エレーラ)
MF:ベッラッティ(ダニーロ・ペレイラ)
DF:ヌーノ・メンデス(ディアロ)、キンペンベ(セルヒオ・ラモス)、マルキーニョス(ケーラー)、ハキミ(ダグバ)
GK:ナバス(ドンナルンマ)

 フットボール界を代表するアタッカーを生かすべく、マウリシオ・ポチェッティーノ監督は本来の持ち味とは異なる、時代と逆行した攻守分業のスタイルをやむなく志向。攻撃は前線のタレントの自由に委ね、守備時にはもっぱらそれ以外の7人(+GK)でボールを追う。

 国内ではその手法でも勝ち点を積み重ねているが、クラブの最大の目標である欧州の頂点に立てるかはわからない。CLのグループステージをマンチェスター・シティに次ぐ2位で突破し、ラウンド16ではレアル・マドリードと対戦。いきなりの試練を乗り越えられるか。