中井卓大の才能を指揮官ラウルも高く評価。スペインでの現状とレアルBで主力になるための課題 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 ラ・ファブリカでは、たとえ有望な存在であっても、それだけで与えられるポジションはない。しかし、カスティージャでプレーすることができれば、トップチームデビューの目も出てくる。先日は19歳のアタッカーであるペテル・ゴンサレスが、コロナ陽性になったロドリゴ、ガレス・ベイルの控えとして、カディス戦でトップに招集されている。可能性は無限だ。

 昨シーズン、ジネディーヌ・ジダン監督が率いていたトップチームに呼ばれ、中井はトレーニングに参加している。今シーズンも、どこかでそんなタイミングがあるかもしれない。

 一歩一歩、トッププレーヤーになる道を進む――。中井の2022年は必見だ。

(第2回:吉田輝星(プロ野球)「今さら言いなりになるのもダセえ」>>)

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