エムバペもイチオシする有望株が続々。育成大国フランスが生んだ「金の卵」5選 (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 そして今シーズン、開幕から2トップの一角としてレギュラーの座を掴むと、第4節のレンヌ戦で記念すべきリーグ・アン初ゴールを記録するなど、ひと回り成長した姿を披露。ここまで13試合(そのうち10試合がスタメン)に出場し、2ゴールを記録する。

 最大の武器は、エムバペ級のスピードと突破力。17歳には見えないフィジカルも魅力的で、フィニッシュの精度と戦術理解度が磨かれれば、間違いなくワールドクラスに到達できるだけのポテンシャルを秘めている。今夏には飛び級でエスポワール(フランスU−21代表)にも招集されたチョが、今シーズン中にどこまで進化を遂げるのか。今後のパフォーマンスは要注目だ。

 ここで挙げた選手以外にも、現在得点ランキングで首位タイに位置するリールのカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッド(21歳)、あるいはレンヌに新加入してさっそく規格外のプレーでブレイクしているガーナ代表FWカマルディーン・スレマナ(19歳)など、近い将来主要リーグにステップアップしそうな外国籍の若手も多いリーグ・アン。

 即戦力がほしいなら、まずはリーグ・アンから探せ。ヨーロッパサッカー界に定着した「選手獲得の方程式」は、今後も揺らぐことはなさそうだ。

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