メッシ、ネイマールが絶好調。コロナ禍のコパ・アメリカで際立つ2強 (3ページ目)

  • 三村高之●文 text by Mimura Takayuki
  • photo by Reuters/AFLO

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 また、エクアドルは最終戦で主力温存のブラジルと1-1で引き分けて4連勝を阻止したものの、最下位とは勝ち点1差のきわどいベスト8進出だった。

 コロナ禍でのコパ・アメリカ開催反対を訴えて、ボイコットも示唆していたブラジル代表は、圧倒的な強さを見せている。チームを引っ張っているのがネイマール。バルセロナ時代から超一流のスター選手であったが、周囲を大物に固められ、自由気ままにプレーを楽しんいるきらいがあった。

 だが、パリ・サンジェルマンでプレーを続けていることが奏功したのか、年齢を重ねたためなのか、現在のネイマールはチームの主軸としての自覚に目覚めている。「チームへの貢献と勝利」をいつも口にし、試合ではその言葉を具現化している。

 コパ・アメリカはこれまでブラジルで5回開催され、いずれも地元優勝を飾っている。ネイマールの活躍でその記録を伸ばす可能性は高そうだ。

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