岡崎慎司に「3つの後悔」。屈辱の1得点だった今季を振り返る (2ページ目)

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――ご自身にとって初めての肉離れで、復帰までに約1カ月半を要しましたが、その間に何か変化はありましたか。

 最初は2週間程度で復帰できると思っていましたが、想定よりも長引いてしまいました。ケガをした直後は「早く復帰してほしい」という周囲の声もありましたが、復帰が遅くなるにつれ、僕以外の選手でチームを構成しなくてはいけなくなりました。

 その間に少しずつラファ・ミル(ラファエル・ミル・ビセンテ)が結果を出してきて、10月途中からサンドロ(サンドロ・ラミレス)も加入してきて、復帰した時には3番手のFWになってしまいました。だからチームに自分の居場所を作らなくてはいけない状況でした。

――それでも復帰後、12月のグラナダ戦(12節)では待望の先制点が生まれました。結果を出したことで翌13節から16節までは先発出場を果たしています。すぐに居場所を見つけた感じでしたが......。

 初ゴールを決めて、さらに次の試合(アラベス戦)で先発していい感じで勝利を収めることができました。ただ先発したその4試合でチャンスをものにできなかったことも後悔しています。そこでゴールを決めて自分自身が波に乗れていたら、全然違ったシーズンになっていたと思います。

――チームはなかなか波に乗れず、1月途中でミチェル監督を解任。パチェタ監督が就任しました。どんな変化がありましたか。

 ミチェル監督のときには、みんなボールを失いたくない気持ちがあって、裏を狙ってボールを蹴るシーンが少なかったんです。だから僕がほしいところに、なかなかボールが来ませんでした。

 パチェタ監督はよりシンプルに縦に行くサッカーでした。僕にとってはゴールをとることにより集中できるようになるので、期待感のほうが大きかったですね。

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