南野拓実の現地での本当の評価。監督と地元番記者の考えは正反対だ

  • トム・プレントキ●文 text by Tom Prentki
  • 井川洋一●翻訳 translation by Igawa Yoichi

「育成組織から上がってきた若手アタッカーのネイサン・テラが後半戦に活躍し、来季も大いに期待できる。クラブのことを長期的に考えれば、彼を成長させていくべきだ。南野のポテンシャルも、捨てがたいところではあるが」

 南野に対するファンと番記者の評価は高いとは言えない。だが指揮官は間違いなくポジティブな印象を持っている。それはクロップ監督も同じだろう。ハイプレスを基幹戦術とする両監督には、得点やアシスト以外の貢献も評価されているからだ。

 プレミアリーグ最終節を終え、日本代表の合宿へ向けて旅立った南野は、来シーズン、何色のシャツを着ているだろうか。真っ赤か、赤白か、それとも──。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る