久保建英がビジャレアルに残っていたら...欧州を制した伏兵の戦いに思う (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Reuters/AFLO

 彼の勝気が最後は自身を救ったことになる。

 しかし、ビジャレアルやヘタフェのような監督がいるクラブでは、これからも同じ境遇に陥る可能性が高い。それを克服するには、やはり腰を据えて挑む必要があるだろう。あるいは、自分のプレーに合ったチームを探すしかない。

 その点で、ずっと加入の噂のある攻撃型のベティス、恩師ビセンテ・モレノ監督が率いて1部昇格を決めたエスパニョールの2つは新天地として有力かもしれない。他にセルタ、レバンテ、アラベスも、監督のタイプからいうと適応できそうだが......。

 今は人口わずか約5万人のクラブが、世界的な有力クラブを下した快挙を祝したい。

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