欧州でプレーする日本人選手32人の今シーズンを5段階評価で総括。最高評価は誰だ? (2ページ目)

  • photo by Maurizio Borsari/AFLO

板倉滉(フローニンゲン/オランダ)4.5
「リーグ戦全試合にスタメン出場を果たし、守備の要として活躍。個人としても大きく成長した」(5・中山)
「チームの中心としての地位を築き、確実に成長。さらに上の舞台へ移籍のタイミングか」(4・浅田)。
「主にCBとして全試合フルタイム出場。交代枠5人制の中でこの記録は表彰もの。より上位クラブでの活躍が期待される。冨安に迫れるか」(4.5・杉山)

吉田麻也(サンプドリア/イタリア)4.2
「今季も主軸CBとして安定感を見せた他、右SBも経験。32歳にしてプレーの幅を広げた」(5・中山)
「イタリア移籍をきっかけに、下降線をたどり始めていたキャリアの流れを変えた」(4・浅田)
「シーズンを通して安定したプレー。1-5で敗れた終盤のインテル戦での、3失点後の途中交代は残念だった」(3.5・杉山)

酒井宏樹(マルセイユ/フランス)4
「監督交代後に出番を減らしたが、左右のSBに3バックの一角と、ユーティリティ度がアップ」(4・中山)
「チームが勝ち切れない状況にあって自身の立場も徐々に厳しいものに。J復帰の判断も賢明か」(4・浅田)
「南野拓実(当時はリバプール)らとともに今季のCLに出場したが、6試合にすべてに出場した酒井の特別感は際立つ。欧州最高峰の味を知る選手」(4・杉山)

菅原由勢(AZ/オランダ)3.7
「完全なレギュラーにはなれなかったが、スタメン出場が増加。昨季と比べて成長した印象」(4・中山)
「確実に成長している印象は受けるが、そろそろステップアップにつながる明確な活躍がほしい」(3・浅田)
「オランダリーグ3位の右SBとしてプレー。右ウイングでもプレーし、多機能性を発揮。ステップアップが著しい」(4・杉山)

室屋成(ハノーファー/ドイツ)3.7
「加入初年度からドイツに馴染み、右SBのレギュラーを獲得。安定したプレーを披露した」(5・中山)
「2部リーグの分、評価の割引は必要だとしても、ドイツ1年目で充実のシーズンを過ごした」(3・浅田)
「ブンデスリーガ2部の中位クラブで不動の右SBとしてプレー。欧州1年目だが、この状況から1日も早く脱出したい」(3・杉山)

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