2021.03.03

海外サッカーの「親子プロ」。マルディーニ家は祖父・父・息子の三代

  • 津金壱郎●文 text by Tsugane Ichiro
  • photo by AFLO

 レアル・マドリード監督の元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン(48歳)の息子たちも、同じ道を歩んでいる。長男のエンツォ(25歳)は父の所属したユベントスやレアル・マドリードの下部組織で育ち、2016年にレアル・マドリードでデビュー。現在は無所属となっている。次男のルカ(22歳)はGKとして2020年からラージョ・バジェカーノに所属。そして三男のテオ(18歳)と四男エリアス(15歳)は、レアル・マドリードの下部組織で腕を磨いている。

 スペインにやってきた他国のスター選手が、バルセロナやレアル・マドリードの下部組織に息子を入れるケースは多い。元アイスランド代表FWのエイドゥル・グジョンセン(42歳)の3人の息子もそうだ。

 バルセロナの育成組織で育った長男スヴェイン・アーロン(22歳)は、2020年からデンマークのオーデンセに所属。次男のアンドリ・ルーカス(19歳)と三男のダニエル・トリスタン(15歳)はレアル・マドリードの下部組織に所属し、アンドリ・ルーカスはフベニールAでジダンの息子テオと競っている。

 2019年にトッテナム・ホットスパーの監督を解任となり、2021年1月にパリ・サンジェルマンの監督に就任した元アルゼンチン代表DFのマウリシオ・ポチェッティーノ(48歳)の息子たちは、父親の移籍によって転機を迎えた。2019年までトッテナムの下部組織でプレーしていた長男セバスティアーノ(26歳)は、選手を引退してフィジカルトレーナーとしてPSGの一員に。次男のマウリツィオ(19歳)はトッテナムU−23でプレーしていたが、今年1月31日にワトフォードへ移籍となった。

 そして、世界屈指のサッカー家族と言えば、イタリアのマルディーニ家だろう。

 祖父は元イタリア代表監督のチェーザレ(2016年没・享年84歳)、父はミランの伝説パオロ(52歳)、そして三代目がミランに所属するパオロの次男ダニエル(19歳)。祖父と父はDFだったが、ダニエルはFW。今年1月にはダニエルがセリエAで6試合目の出場を果たしたことで、親子三代セリエA通算1000試合出場(チェーザレ347試合、パオロ647試合)を達成した。